ロゴデザイン制作料金の違いについて

  • Update2024.12.19
  • Publication2024.11.30
  • デザイン制作について

ロゴは、企業やブランドの顔となる重要な要素です。そのため、多くの方が慎重にデザインを選び、制作を依頼されています。

ロゴデザインの制作依頼をお考えの際、料金の幅広さに戸惑われることはありませんか?デザイン事務所darumanoでも、制作内容に応じて8万円から30万円の範囲で承ることが多く、お客様のニーズに合わせてお見積をご用意しております。

このような料金差が生まれる理由についてご案内していきます。

ロゴデザイン制作にかかる「見えない工程」

ロゴデザイン制作は、単に、見た目の良いデザインを作るだけではありません。実は、目に見えない工程を経て完成します。

具体的には、以下のような準備作業があります。

  • クライアント様が属する業界の特性やトレンドを調査
  • デザインのターゲットとなる顧客層のニーズを把握
  • 競合他社のロゴを分析し、差別化を図る
  • デザインの方向性が近いロゴを集収し、分析する
  • デザインのコンセプトを立案する(デザイン案ごとにテーマを策定)
  • コンセプトに合わせたデザイン案をそれぞれ複数作成する
  • 決定したデザイン案を目的用途に合わせてブラッシュアップ(バランス調整含む)

特に制作前のディレクション業務は、ロゴの意図や効果を明確にするために非常に重要です。この検討に十分な時間をかけることで、事業に最適なロゴデザインが生まれやすくなります。

ロゴの方向性を決める時間をどのくらいかけられるかで、制作費用は変わってくるのです。

料金差を生む主な要因

ディレクション業務以外にも、提供されるサービスの範囲と内容によって費用は変わってきます。darumanoでは、以下の要因が料金に反映されます。

デザイン案の数

最もリーズナブルなプランでは2案をご提案していますが、それ以上のデザイン案をご希望の場合は追加料金が発生します。各案には独自のコンセプト設計が必要となるため、その分の時間と労力に応じて料金が変動します。

美容室unun様のロゴデザイン案

例えば、美容室unun様のロゴデザインでは5案をご用意し、主軸となるコンセプトから5つのテーマを設計してデザイン案を作成いたしました。その中からイメージに最も近いものをお選びいただきました。

ビジュアル確認資料の作成

完成後のロゴの見え方を事前に確認できるモックアップ(看板、ユニフォーム、パッケージなどのシミュレーション)は、ロゴデザイン案を選ぶ際の重要なツールとなります。これらの資料作成には追加の作業時間が必要となるため、作成範囲によって料金が変動いたします。

モックアップ例

修正回数

最もリーズナブルなプランには1回の修正が含まれていますが、クライアント様のご要望に沿ってデザインを調整する過程で、複数回の修正が必要となることがあります。修正回数が増えるほどデザイナーの作業時間も延び、それに応じて料金も変動します。

ロゴ使用ガイドラインの作成

ロゴを一貫性を持って使用するためには、使用方法を明示したガイドラインが不可欠です。このガイドラインには、ロゴの正しい使用方法、カラーバリエーション、最小使用サイズなどの情報が含まれます。ガイドラインの詳細度によって、制作にかかる時間と労力が変わるため、料金にも影響します。

ブライダル事業のHAPPIAS WEDDING様のガイドライン一部抜粋

例えば、ブライダル事業のHAPPIAS WEDDING様では、詳細なガイドラインを作成し、ブランドの一貫性を保つためのルールを明確に定めました。

名刺デザインの作成

ロゴと併せて名刺デザインの制作依頼も多くいただいております。名刺デザインは追加料金となりますが、ロゴとの統一感のあるデザインにより、より洗練された企業イメージを構築することができます。

ロゴイメージに合わせた名刺デザイン

ロゴデザイン制作は「スキルと時間」を購入する感覚

ロゴデザインの制作費用を検討する際は、「デザイナーのスキルと時間を購入する」という視点を持つとイメージしやすくなります。

デザインには経験と知識が必要

世の中のプロのデザイナーは、デザイン理論や市場調査、ターゲット層の分析を踏まえた上で、独創的なアイデアを生み出します。このスキルは多くの経験と研鑽によって培われたものです。安価なサービスでは、こうした専門的なプロセスが省略されがちなため、クオリティに差が生じることがあります。

クオリティと時間は比例する

クライアント様にとって最適なデザインを生み出すためには、十分な時間が必要です。複数回の打ち合わせ、コンセプトの策定、提案資料の作成、丁寧な修正作業を重ねることで、高品質なロゴを作り上げます。より高額なプランでは、クオリティに合った多くの時間と労力を投入して制作をおこないます。

もちろん必要以上に長い時間をかける必要はないですが、一定以上の品質を求める場合は時間に投資の感覚は必要です。

制作料金を比較する際の注意点

ロゴデザインを依頼する際は、単純な価格の比較だけでなく、以下の点にもご注目ください。

提案内容を確認する

料金に含まれる内容や提案の具体性をチェックしましょう。特に、提案数や修正回数、ガイドラインの有無、モックアップの提供など、付加価値がどれだけあるかを把握することが重要です。

ポートフォリオを確認する

デザイナーや制作会社の過去の作品を見て、クオリティやデザインの方向性が自分のイメージと合っているかイメージに合っているかをご確認ください。料金が多少高くても、自社に最適なロゴを制作できるデザイナーに依頼する価値は十分にあります。

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ロゴは重要な経営資産

ロゴデザインは、企業やブランドの価値を高めるための重要な投資です。その料金差は、提案内容や提供される付加価値によって生まれます。

darumanoでは、お客様のニーズと予算に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。まずはお気軽にご相談ください

サロン本来の魅力を、あなたらしく届けませんか?

これまで、多くの美容サロンオーナーの方が、特定の集客方法に頼らざるを得ない状況をたびたび目にしてきました。

そこで私は、ロゴやウェブサイトの制作を通じて、サロンならではの個性や世界観を、より直接的にお客様へお届けできる仕組みづくりをお手伝いしています。

「もっと自分らしい見せ方で、お客様に届く表現をしたい。」とお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

Auther

darumanoデザイナー小林のプロフィール写真
Masayuki Kobayashi

1980年生まれ、茨城県出身。ロゴ制作を軸に、CI・VIデザインやウェブサイト制作など、多様な分野で活躍するフリーランスデザイナーとして14年の実績を積んできました。これまでに手がけた案件は多岐にわたり、とくに美容サロンや小規模ビジネスの世界観を引き立てるデザインを得意としています。一人ひとりの想いや事業の本質を丁寧に汲み取り、長く愛されるロゴやホームページ、名刺デザインを目指し、単なる装飾に終わらない、効果的な魅力発信をお手伝いします。

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